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花暦句会報:江東(平成28年8月27日)

江東句会(江東区産業会館)
席題「厄日」「走」

高点1句
千畳の岩走り来し水の澄み      野村えつ子
 
鉄橋を走る灯遠く虫の闇       岡戸 良一
百選の水に放たれ新豆腐       野村えつ子
天気図の渦恐ろしき厄日前      堤  靖子
対局の間の延々と鹿威し       浅野 照子
霧籠の丘の裾より牛の声       新井 洋子
電柱の影に身合はす残暑かな     安住 正子
臍出しの少女眩しく銀座朱夏     飯田 誠子
山頂は雲の中なり秋薊        斎田 文子
夕かなかな谿川の音にかぶさり来   貝塚 光子
蜻蛉群る沼地の奥の荒御堂      長澤 充子

                       (清記順)

花暦句会報:すみだ(平成28年8月24日)

すみだ句会(墨田産業会館)

高点4句
活けられて風癖残す野紺菊     高橋 郁子
八月の海ぢりぢりと夕日のむ    加藤 弥子
山に山重ねて夏の霧流る      斎田 文子
蜩のひと節ごとに日を沈め     工藤 綾子

空つぽの鳥籠軒に秋の風      岡田須賀子
新盆の沙緻師しのべば月赤き    加藤 弥子
カーテンを風吹き上ぐる処暑の朝  長澤 充子
子の家族と共に夕餉や法師蝉    斎田 文子
重い口あけて繋ぐや八月十五日   山室 民子
白き波寄する汀や夏の果      工藤 綾子
残照に雲焦がされて原爆忌     野村えつ子
旅鞄曳いて残暑の駅通路      市原 久義
落蝉や途切れ途切れの羽音して   大野ひろし
立秋や紅引く鏡曇りなく      福岡 弘子
一句添え土の香りの芋届く     岡戸 良一
小流れをせきとめている夏落葉   白崎千恵子
島陰に錆びし錨や花蘇鉄      貝塚 光子
一刀を浴びたるごとし蝉の殻    高橋 郁子

                      (清記順)
プロフィール

艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。師系:舘岡沙緻、岸風三樓、富安風生。
『艸』は2019年夏季号で終刊となった『花暦』の後継誌です。2020年1月に季刊誌として創刊します。「艸」は「草」の本字であり、くさかんむりの原形です。二本の草が並んで生えているさまを描いた文字で、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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