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花暦:舘花集作家往来

  余生も楽し    加藤弥子

句座ありて余生も楽し初桜
ひとりにも些事のあれこれ夏燕
金魚ひらひら病む足腰を励ませば
八月の海ぢりぢりと夕日のむ
髪切れば強くなれさう鵙日和



  光り合ふ     進藤龍子

師亡きあとの吾の怠慢盆の月
蘆の芽や沼のさざ波光り合ふ
春昼の沼に影置き鷺佇てり
春の燈や静かに混める書道展
共に昭和を生き来し象よ夏の月


  ゆるやかに    根本莫生  

  沙緻師を偲ぶ
「精養軒でお茶」の叶はず青葉風
生ぶ皮を脱がずに丈余今年竹
ゆるやかによぎりし蛇の長さかな
水甕は水底を見せ旱梅雨
その昔鮴突きし川暴れ水

(「花暦」2016年上期号より)
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 [ 2016/12/30 18:08 ]  俳句 | TB(0) | コメント(0)
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プロフィール

花暦

Author:花暦
『花暦』俳句会のWeb版。
師系・舘岡沙緻、富安風生、岸風三樓。
「人と自然の内に有季定型、写生第一、個性を詠う」をモットーに活動しています。

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