花暦:春夏集作家往来

  少女の息が   市原 久義

溜池の風が押し遣る薄氷
画布絵皿遺るアトリエ冴え返る
しやぼん玉少女の息が空を舞ふ
汽水湖の足裏で漁る浅蜊捕り
緩き弧を描き棚田の植ゑらるる


  フーテンの猫  福岡 弘子

列に並ぼうかやめよか桜餅
爺ちやんが本気で将棋子供の日
日盛や回廊暗き修道院
フーテンの猫も戻りしお盆かな
山寺の色なき風に芭蕉句碑

(「花暦」2016年上期号より)
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 [ 2017/01/31 07:36 ]  俳句 | TB(0) | コメント(0)
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花暦

Author:花暦
『花暦』俳句会のWeb版。
師系・舘岡沙緻、富安風生、岸風三樓。
「人と自然の内に有季定型、写生第一、個性を詠う」をモットーに活動しています。

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