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花暦句会報:連雀(平成29年2月1日)

連雀句会(三鷹コミュニティセンター)
席題「春ショール」

高点7句
玉子酒すする二十歳の喉ぼとけ     坪井 信子
白梅や回(めぐ)り来し忌の数を生き  向田 紀子
真夜に覚め歩けぬ不安春愁ひ      進藤 龍子
寒晴や振り向けば鳴る耳飾り      中島 節子
寒満月日々を紡ぎて八十路なる     横山 靖子
プライドも時には重くちやんちやんこ  飯田 誠子
万葉仮名の筆のかすれも春めけり    束田 央枝

教会の軋む木椅子や花八つ手      飯田 誠子
春ショール亡母の一語を温めをり    矢野くにこ
「立つ・座る」を百回こなし寒明くる  進藤 龍子
春ショール抽斗に彩あふれさす     中島 節子
涸るる河細き流れの音絶えず      田村 君枝
ひとり居の椅子ずらす音寒戻り     春川 園子
はだら雪瀬川に映る宿灯        田崎 悦子
盆梅の紅(こう)の開きていよよ喜寿  向田 紀子
一人居に日向ぼつこの玉座あり     横山 靖子
山茶花や若大将も八十路とて      根本 莫生
能楽師の声朗々と寒明くる       束田 央枝
梅が香やほどよく重き志野茶碗     加藤 弥子
身のうちの何か失せゆく湯ざめかな   坪井 信子

                        (清記順)
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プロフィール

艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。
師系:舘岡沙緻、岸風三樓、富安風生。
『花暦』は2019年夏季号で終刊。後継誌『艸(そう)』(2020年1月創刊)として再出発します。「艸」は「草」の本字であり、くさかんむりの原形です。二本の草が並んで生えているさまを描いた文字で、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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