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花暦句会報:若草(平成29年3月11日)

若草句会(俳句文学館)
兼題「土筆」 席題「手・掌」

高点4句
春時雨風の硬さをほぐしけり   岡戸 良一
料峭やざぶりざぶりと潮仏    加藤 弥子
引く潮に礁ふくらむ初つばめ   矢野くにこ
ポン菓子の弾け路地裏地虫出づ  坪井 信子

仮の世を仮のすがたに土筆生ふ  坪井 信子
閉校の門に別れの初桜      市原 久義
いま馬柵を跳び上らんと野火の舌 矢野くにこ
三・一一午後の一刻かぎろへる  針谷 栄子
花疲れ外反母趾の靴を脱ぐ    飯田 誠子
殿はいつも同じ子つくしんぼ   岡崎由美子
添削の俳の赤ペン地虫出づ    新井 洋子
土筆摘む一片の詩を探りつつ   岡戸 良一
青き踏む手鏡ほどの幸せに    加藤 弥子
春愁の何処の窓かピアニッシモ  森永 則子

                     (清記順)
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プロフィール

艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。
師系:舘岡沙緻、岸風三樓、富安風生。
『花暦』は2019年夏季号で終刊。後継誌『艸(そう)』(2020年1月創刊)として再出発します。「艸」は「草」の本字であり、くさかんむりの原形です。二本の草が並んで生えているさまを描いた文字で、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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