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花暦句会報:すみだ(平成29年7月26日)

すみだ句会(すみだ産業会館)

高点1句 
目礼の距離を涼しと思ひけり      工藤 綾子

夕菅や稜線はるか暮れなづむ      岡田須賀子
木下闇鐘打つ僧のひざまづく      工藤 綾子
橋裏に残る戦禍や涼み船        福岡 弘子
雨激し焔立ちたる土用芽に       岡戸 良一
青葉谷見え隠れせる新幹線       桑原さかえ
蓮池の蕾あしたへ立ちあがる      長澤 充子
梅雨明けのそれがどうした風呂掃除   大野ひろし
豪雨来猛暑の大地さましけり      高橋 郁子
葉の波に飛天の如き合歓の花      市原 久義
眼前に雷神風神参上す         貝塚 光子

                        (清記順)

一口鑑賞梅雨明けのそれがどうした風呂掃除」…ひろしさんの句。気合を入れて風呂場の掃除をしているところ。居間のテレビから梅雨明けのニュースが聞こえてきたのだろう。思わず「それがどうした」とつぶやいた。かつては「梅雨明け」と聞けば、訳もなく喜びを感じたものだが、最近は違う。地球温暖化の影響のせいか、梅雨明け発表後に日本列島は不順な天候になることが多い。実際、今年も各地で大雨による被害が出ている。「それがどうした」は現代を生きる男の実感?それとも、えも言われぬ事情で風呂を洗うことになった作者の開き直り?一種の問題句ではあるが、個性的でユーモラスな一句。(潔)
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 [ 2017/07/26 23:13 ]  俳句 | TB(0) | コメント(0)
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プロフィール

花暦

Author:花暦
『花暦』俳句会のWeb版。
師系・舘岡沙緻、富安風生、岸風三樓。
「人と自然の内に有季定型、写生第一、個性を詠う」をモットーに活動しています。

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