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花暦句会報:すみだ(平成29年12月22日)

すみだ句会(すみだ産業会館)

高点2句
下町のバレエ教室聖樹の灯          福岡 弘子
不器用に生きて米寿や龍の玉         加藤 弥子

香香(シャンシャン)のピンクの産毛冬うらら 貝塚 光子
病むと聞く友偲ばるる年の暮         市原 久義
老斑の手の甲膝に日向ぼこ          工藤 綾子
ワゴンセールの古きレコード冬日和      岡崎由美子
冬日和石仏の手に松ぼつくり         福岡 弘子
大川の船の途切れしとき寒し         加藤 弥子
枝葉つけ届く隣家の冬至柚子         岡戸 良一
船頭の小唄小粋や炬燵舟           長澤 充子
きつぱりと枯れ木となりて大欅        大野ひろし

                            (清記順)

一口鑑賞下町のバレエ教室聖樹の灯」〜弘子さんの句。日暮どきだろうか。下町を歩きながら目に止まったバレエ教室。クリスマスツリーの灯が窓から漏れている。何とも心が暖まる景を素直に詠んでいるのがいい。レッスンを受ける子どもたちの表情まで目に浮かんできそうだ。「ワゴンセールの古きレコード冬日和」〜由美子さんの句。普段なら何気無く通り過ぎてしまいそうなワゴンセール。しかし、作者は足を止めた。古いレコードに懐かしさが込み上げてくる。「冬日和」という季語に安堵感がある。「きつぱりと枯れ木となりて大欅」〜ひろしさんの句。きれいに葉を落とした大欅。無数の枝が天を指して聳え立っている。まさに「きつぱりと」。(潔)
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艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。師系:舘岡沙緻、岸風三樓、富安風生。
『艸』は2019年夏季号で終刊となった『花暦』の後継誌です。2020年1月に季刊誌として創刊します。「艸」は「草」の本字であり、くさかんむりの原形です。二本の草が並んで生えているさまを描いた文字で、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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