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花暦句会報:すみだ(平成30年5月23日)

すみだ句会(すみだ産業会館)

高点4句
青葉木菟ほろほろと月押し上げる    加藤 弥子
今年竹茶室へ流る黙の風        岡田須賀子
深呼吸青葉の海に身をひたし      工藤 綾子
四股を踏む長寿体操朝ぐもり      貝塚 光子

離陸いま茅花流しの滑走路       岡崎由美子
名園にまぎれ込みたる蛇いちご     高橋 郁子
鮎釣の流れに杭のごと立てり      加藤 弥子
青嵐鐘楼に猫うづくまり        岡田須賀子
足止める赤き宝石夏の茱萸       岡戸 良一
よそゆきを普段着として更衣      工藤 綾子
オリーブの花咲く風のカフェテラス   長澤 充子
場所入りのピンクの浴衣役力士     貝塚 光子

(清記順)

一口鑑賞よそゆきを普段着として更衣」〜綾子さんの句。句意は明瞭だ。更衣を機に、昨年まではよそゆきにしていた服を普段着に変えたという。それだけのことしか言っていないのだが、そう決心するまでには心の葛藤があったのに違いない。よそゆきの服にはさまざまな思い出もあるだろう。普段着に変えると決めた瞬間の気持ちはどんなだっただろう。読み手があれこれ想像するのは、誰しも同じような経験があるからだ。余計なことを言わず、読み手に想像させるのが俳句。(潔)
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艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。師系:舘岡沙緻、岸風三樓、富安風生。
『艸』は2019年夏季号で終刊となった『花暦』の後継誌です。2020年1月に季刊誌として創刊します。「艸」は「草」の本字であり、くさかんむりの原形です。二本の草が並んで生えているさまを描いた文字で、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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