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花暦句会報:すみだ(平成28年8月24日)

すみだ句会(墨田産業会館)

高点4句
活けられて風癖残す野紺菊     高橋 郁子
八月の海ぢりぢりと夕日のむ    加藤 弥子
山に山重ねて夏の霧流る      斎田 文子
蜩のひと節ごとに日を沈め     工藤 綾子

空つぽの鳥籠軒に秋の風      岡田須賀子
新盆の沙緻師しのべば月赤き    加藤 弥子
カーテンを風吹き上ぐる処暑の朝  長澤 充子
子の家族と共に夕餉や法師蝉    斎田 文子
重い口あけて繋ぐや八月十五日   山室 民子
白き波寄する汀や夏の果      工藤 綾子
残照に雲焦がされて原爆忌     野村えつ子
旅鞄曳いて残暑の駅通路      市原 久義
落蝉や途切れ途切れの羽音して   大野ひろし
立秋や紅引く鏡曇りなく      福岡 弘子
一句添え土の香りの芋届く     岡戸 良一
小流れをせきとめている夏落葉   白崎千恵子
島陰に錆びし錨や花蘇鉄      貝塚 光子
一刀を浴びたるごとし蝉の殻    高橋 郁子

                      (清記順)
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プロフィール

艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。
師系:舘岡沙緻、岸風三樓、富安風生。
『花暦』は2019年夏季号で終刊。後継誌『艸(そう)』(2020年1月創刊)として再出発します。「艸」は「草」の本字であり、くさかんむりの原形です。二本の草が並んで生えているさまを描いた文字で、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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