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花暦句会報:若草(平成28年10月8日)

若草句会(俳句文学館)
兼題「柿」/席題「日」

高点4句
柿照るや媼ひとりが守る畑      針谷 栄子
月に暈円周率は忘れけり       坪井 信子
鐘楼に鐘無き寺や柿赤し       加藤 弥子
復刊を望む日々なり草は実に     岡戸 良一

蓮の実の弾けむと日を待ちをりぬ   加藤 弥子
秋霖の日和山より津波跡       安住 正子
十六夜の汐ひたひたと能舞台     岡戸 良一
木の実落つ鶏小屋のトタン屋根    市原 久義
両親を送りし安堵菊膾        針谷 栄子
青空の句点のやうな木守柿      岡崎由美子
灯火親し合点の言葉見出して     森永 則子
月走る礁に高き波頭         新井 洋子
爪を切る音の弾める萩の窓      坪井 信子
蔵ひとつ残りし母屋柿たわむ     矢野くにこ

                       (清記順)
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プロフィール

艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。
師系:舘岡沙緻、岸風三樓、富安風生。
『花暦』は2019年夏季号で終刊。後継誌『艸(そう)』(2020年1月創刊)として再出発します。「艸」は「草」の本字であり、くさかんむりの原形です。二本の草が並んで生えているさまを描いた文字で、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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